ORGANIZER INTERVIEW 04 大阪府
仕事は「何をするか」より「誰とつながるか」。人とのご縁は仕事につながる。
NIC大阪(ネクストイノベーション経営者倶楽部 大阪)
主催・桐山宏一さん
完全紹介制の経営者交流会・NIC大阪。主催の桐山宏一さんに、コロナ禍に会を始めたきっかけと、信頼関係から仕事が生まれる場づくりについて伺いました。

PROFILE
桐山 宏一(きりやま こういち)さん
株式会社ダブルアップ 代表取締役
NIC大阪 主催

この記事の目次
大阪の経営者がつながる場を。コロナ禍に始まったNIC大阪
NIC大阪を始めたのは、2020年の春。コロナ禍で緊急事態宣言が出て、人と会うことがままならなくなった頃です。私自身も大阪から出ることがなくなり、人との交流が減る中で、「大阪でも何とかせなあかんな」と思ったことが、会を始めるきっかけの一つでした。
以前から、大阪にも経営者の交流会があればいいなという想いはあったんです。なかなか始めるきっかけがなかったのですが、コロナ禍で世界中が不安な空気に包まれ人との交流が途絶えてしまいそうな今こそ「やってみよう」とスタートしました。
経営者同士がリアルに集まって交流できる場としてNIC大阪を始めましたが、最初はなかなか参加者も集まらず、私一人で運営をしていた状態でした。それでもコツコツ続けてきて、今では100名を超える会員が所属する交流会になっています。
経営者や個人事業主が集まる交流会なので、仕事につながることは大切です。実際、ビジネスを目的に参加されている方も多いと思います。でも、NIC大阪は気軽に参加できて、交流ができて、人脈も広がって、その中でたまに仕事にもつながる。そんな交流会なんです。
もちろん、ビジネスにどんどんつなげていただきたい。そのためには信頼関係が必要です。信頼関係ができてから、仕事の相談をしていただきたいということは、参加された皆様にお伝えしています。

仕事の話だけじゃない。大阪は距離が縮まるのが早い
NIC大阪のコンセプトは“ちょっといい経営者が集まる交流会”です。「すごくいい経営者がたくさん集まっています!」と大きく打ち出すのではなく、控えめな表現にしています。会社の規模に関係なく、皆さんが同じ目線で交流してまずは仲良くなる。そのうえで仕事の相談ができる関係になっていけばいい。そんなNIC大阪の考え方にも、“ちょっといい”という言葉は合っている気がします。
毎月第4木曜日の夜に行う例会では、最初にテーブルごとに自己紹介を兼ねたディスカッションを行い、その後、メンバー間で実現した仕事の成果事例や、初参加の方のPRを共有します。懇親会に入れば、あとは自由。席替えなど、交流の進め方を細かく決めなくても、メンバー同士で自然に話したり、人を紹介し合ったりしています。
実際に顔を合わせて話せることも、NIC大阪の良さですね。オンラインにはオンラインの良さがありますが、リアルで会うと、お互いを知るまでの時間が短く、距離が縮まるのも早いのではないでしょうか。
特に大阪は距離が縮まるのが早いのかもしれません。NIC東京から参加される方もいるのですが「大阪って仲がいいですね」とおっしゃることがあります。仕事の話だけでなく、趣味などプライベートなことも含めて、その人自身のことを知ろうとする会話が多いからかもしれません。
NIC大阪は完全紹介制で、初めて参加される方は事前に私とオンラインで情報交換をしてから参加していただくことが多いです。NIC大阪のコンセプトや雰囲気を理解していただいてからの参加になるので、安心して交流できる雰囲気につながっていると思います。

信頼できる仲間が増えると、仕事の可能性も広がっていく
NIC大阪をきっかけに、仕事につながった例もたくさんあります。例えば、一社だけでは提案できなかった案件に対して、NIC大阪で知り合ったメンバー同士がそれぞれの得意分野を持ち寄り、提案から受注につながったこともあります。例会では、そうした成果を発表していただいています。
人とのつながりに助けられたことは、私自身にもあります。NIC大阪の周年イベントの会場探しで困っていたとき、何気なくメンバーに相談したところ、その方のつながりから話が進み、思いがけず条件に合う素晴らしい会場を用意することができました。
困ったときに一人で何とかしようとするのではなく、「ちょっと相談してみよう」と思える人がいる。そこから別の誰かにつながり、思いもよらなかった形で解決することもあります。そういうご縁は、仕事をしていくうえでも大切だと思います。

人とのつながりに支えられNIC大阪も育った
NIC大阪を始めた頃は、受付も司会も資料作りも、ほとんどすべて私一人でやっていました。今も準備や調整は自分でしていますが、少しずつ周りのメンバーが力を貸してくれるようになりました。私の姿を見て、「桐山さん、ちょっと助けたろか」と思ってくださるのかもしれませんね。今では司会をお願いしたり、新しい方をご紹介いただいたりと、メンバーの皆さんにNIC大阪を支えていただいてます。
私自身は、何か特別なことをしようというより、今のスタイルを毎月淡々と続けていきたいと思っています。会員数を何人まで増やすという目標もありません。ご縁がつながり参加者が増え、その中で交流やビジネスが自然に広がっていけばいいと思っています。
仕事は、やっぱり“人ありき”だと思うんです。何をするかより、誰とつながるか。誰とやるか。NIC大阪を続けてきて、人とのつながりから仕事が生まれることも、困ったときに誰かが力を貸してくれることもありました。
これからも、新しい方に参加していただいて、たくさんの方と交流していただき、居心地がよかったら仲間になっていただく。そんなNIC大阪を、今のスタイルで淡々と続けていきたいですね。
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